15回廊

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そもそも. こんな籠って耐え抜く 戦術なんて私の柄じゃないんですよ. もっとズバッと敵に斬り込んで敵総大将目掛けて駆け抜ける!! これが私の性に合っています...でも ハモン君に貴方は総大将なのですから. もう危険な事はしないで下さいと言われましたから…ね. 無下には出来ませんよ. 「ふぅ…」 .......... .....。 あ、いい忘れてました. ハモン君曰く. 機は必ず訪れる物らしいです. なので訪れれば 待つのを我慢しなくて良いらしいですよ? 問題はそれが何時になる事やら...... コンコン… 「クレイツ様入っても宜しいですか?」 ん...? こんな夜更けに誰でしょうか. 「どうぞ」 ガチャ… 「夜分遅くに申し訳ありません. 灯りが見えた物ですから少し立ち寄らさせて貰いました.」 はぁ…? 「心配でしたか?」 「い.いえ… 早く寝ないとお身体に触るかと思いまして.. お節介で申し訳ない.」 ペコッ… 律儀に会釈するのは良いのですが. 心配される程私の身体は柔じゃありませんよ. 「まぁ… 取り合えず入りなさい 寒くて叶いません.」 「はっ!」 あれ..? この人私の親衛隊の方じゃないですか. 確か.歩肖に立たせて居た筈何ですが.. サボりですかね?
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