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翼竜部隊_空襲
[この世に絶対強者は居る.
そして空の王者は
誰しもが口を揃えてこう言うだろう...
それは竜と....]
グロリア帝国翼竜部隊.
選ばれた精鋭だけが生涯"1頭"の翼竜に乗ることを許される.
それは騎士の憧れであり
最高の栄誉.
翼竜は言うならば
最強種ドラゴンの劣化番だが充分過ぎる程の強さを有す.
そんな翼竜に股がった
ドラゴン乗りと呼ばれる帝国第7飛行部隊の一団は砦頂上目掛けて急降下する.
「隊長!!!
目視により確認!
保護魔法が砦全域を覆っています!!」
5人編成で飛ぶ隊員の一人は後方に居る
隊長らしき風貌の男に魔法で声を飛ばす.
「あぁ今見た!
ラムント.アスタは右旋回し敵を撹乱しろ.
ヒエナ.ガイは俺と共に来い!
後方に居る魔導師連中に仕事を与える為.
術者を探して殺すぞ!」
「「はい隊長!」」
ラムント.アスタの両名は
翼竜の手綱をグイッと引っぱり右足の踵で翼竜の腹を叩き右旋回する.
「アスタ敵が気付いた!
....死ぬなよ!!!」
「どひゃゃゃゃぁぁ!!!
矢が一杯来たぁぁ!!!」
砦頂上から一斉に放たれた矢はラムントとアスタ目掛けて放たれる.
「アスタ無事か!!」
「ひぃ~!!
あぶなかったぁぁぁ!!」
だが.
流石は翼竜と言った所だろうか.
何百の矢に掠りもせず
涼しい顔で避けて見せた.
一方.
アスタはギャアギャア叫んでばかりだったが..
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