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突如現れた翼竜.
翼竜ワイバーン乗りに
弓隊は成す術も無くやられ始めました…
鬱陶しい…
実に鬱陶しいです.
目の前をブンブンと飛び回り私の弓隊を嘲笑うかのような行動.
それに…
私の首を狙うとはふざけてますね.
まぁ…逆に相手の首を飛ばしましたが.
「狼狽えるのを辞めて
隊列を組み.各個撃破しなさい!!
そこの君.大広間で暇そうにしている赤髪に"出番"ですと告げなさい!!」
「はっ！」
「隊列を組め！!
まずは…あの翼竜乗りに照準を合わせろ!!」
やれやれ…
少しはマシな動きになりましたか.
さて.
私もそろそろ加勢しますかね.
「そこの瓦礫を貸しなさい!!」
「んぎぎぎぎ!!
ど.どうぞクレイツ様」
ふむ…持ちやすい
これなら…
「ふんっ!!」
ﾁｯ…
ありゃ…かすっただけですか.
ではもう一丁.
「ほらへばってないで貸しなさい!!」
「は、はぃぃぃ!!
ンギギギギ…ど.どうぞ」
ｾﾞｪ…ｾﾞｪ…
だらしない人ですね？
これくらいの瓦礫を片手で持てないとは筋力不足です.
全くもう…
※瓦礫は５０kgあります.
クレイツが可笑しいだけです.
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