慧眼スクリーム:01

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ーーーー。 「ーーぁー…」 目覚めて直ぐの渇いた喉が、僕の目覚めの一言を邪魔する。 痰が喉に詰まり、声が出辛い。 横たわっていた体勢から起き上がって、喉に手を当てた。 少し痛い。 扁桃腺が腫れているのかもしれない。 喉が痛い。 咳き込んで痰を喉から出して、地面に吐きつけた。 気分が悪い。 風邪かもしれない 「…あー…」 試しに声を出してみると、嗄れてガラガラとした音が出た。 不快だ。 水を飲んで少しはマシにしようと思い、僕は座っていた踊り場から、階段を下りて下に向かう。 カンカン、という金属音が響き、他の音が無いこの場所では唯一の音源となって大きく響いた。 山彦の様に響き、小さくなったり大きくなったりと音量を変える。
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