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それから、彼はまた笑顔をなくした。 それ以外の感情も、全て。 「シスター、暖かいのはどこ?」 と呟く彼は、自分から記憶を消去した。 親も、シスターも、孤児院も。 自分とお菓子以外、全て忘れた。 しかし、彼はまだ言う。 「シスター、ここは、とても、寒い」 「シスター、暖かいの、ないよ?」
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