だから私は描くのです
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僕が絵本を描いたとしたら、きっと儚い物語を描くだろう。 それは、僕が一人の少女と出会ったからだ。僕が出会った、唯一の存在だけの少女。そこにいて、ここにいない。姿や声が聞こえても、その手に触れる事は出来ない。 これから語られる物語は、出会った事のない青年と少女の、世界を廻る、希望の物語である。
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