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私が生まれたのは暖かい春でした…
父と母は、とても優しい方達で国民も穏やかで平和な国でした…でも…その平和は永くは、続きませんでした…異変が起こったのは、私が5歳の時です…私には生まれつき再生の魔法が使えました…それを魔王が知り私の力を利用しようとして我が国を一方的に襲い未来ある子供達をさらい大人は…全滅でした…父と母は、私を助ける為に魔力を全て使いきり… 私は、父と母が作ってくれた…束の間の楽園で妖精達と暮らしていました…
しかし…あれから13年たったある日…ついに見つかってしまったの…私は、力の半分を姉のように慕っていた…ウィンに渡して逃がした…彼女は、きっとやり遂げてくれるだろう…たとえ私が、消えてしまっても…この美しい世界を守ってほしい…そう願いながら、逃れる事の出来ない呪縛から彼女達を見守っているのです…早く彼女達に会いたい…そう願いながら…今日も眠りにつきます…
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メイド「姫様~♪おやつの時間ですよ!」
黒兎√「はぁい!待ってて~!!すぐ行く~!!」
メイド「また…水晶で…他の子達を見ているんですか?クスクス」
黒兎√「うん!!私は、お外に出られないから…」
黒兎様…1日だけお外に…秘密にしてくれるなら…出してあげますよ?」
黒兎√「えっ?そんな事出来るの?」
メイド「私…昔は、プリだったんです♪1日だけ…時間を止める事も出来ますし…ちょうど私も…そろそろ娘達に会いたいと思ってたんです♪」
そう言って笑いかけてくれたのがRINAちゃんのお母さん、めいさんだったんです私達は時間を止めてめいさんの故郷にテレポートしてもらった…
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めい「RINA~!!」
RINA「お母さんの声がする!お母さーん!」
めい「RINA!」
ギュ…
RINA「!?その子誰…?」
黒兎√「は…じめまして…黒兎√です…」
めい「実は…」
黒兎√「言わないでボソ…」
RINA「???」
めい「…………」
めい「この子は、お母さんの知り合いのお子さんよ!!」
RINA「あっ!そうなんだぁ!よろしくね!えっと…黒ちゃ!」
黒兎√「うん!!」
めい「クスクス」
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こうして私達は、仲良くなり…1日は、早く過ぎて…お別れがやってきた…
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続く
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