カタタミ
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阿田、多々良。両少年は弁当屋の二階、八畳半のスクエアにてちゃぶ台を挟んで胡座を掻いていた。 阿田は神妙ではあるが故どこか思慮に耽っている様子で、多々良は「うへへへ」と端から見ていれば彼の株が現在進行形で下がりつつある奇怪面をしていた。 「…………」 「どうしたよ?」 「永松さんが残していった難題を是非とも解いてみたいとおもってね」 「あぁ……社会科の教諭のことな」 「そうだよ」
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