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一瞬、ビクンと体を跳ねらせ、桃瀬は剥れたまま俺のチャリの後ろに腰掛けた。
「素直でよろしい」
俺は後ろを振り向く。
桃瀬はプイッと顔を背ける。やっぱ、素直じゃねぇな。
「てかさ、そういうことだから。俺、ゲーセンもカラオケもパスな」
「へへ、わかってるよ。渋谷のホテルJ、部屋の真ん中に浴槽がデンッとあったりして、何気にエロいぞ。ほら、ホテルのライターやるよ。行ってみれば?」
竜馬がふざけて、ブレザーのポケットから取り出したホテルのライターを、桃瀬に渡した。
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