衝撃の世界

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---ワタル 「やっべー遅刻だ!」 壁にかけてある時計は7時半を指している。 「母ちゃんなんで起こしてくれなかったんだよ?」 「ワタル、今日から高校生でしょ、自覚を持ちなさい」 食卓の上の皿にのっているパンをつかむと勢いよく家を出た。 当初通るはずだった道を行くと、工事中で仕方なく迂回した。 春だというのに、この暑さ。 全く地球はどうなっているんだと、考えながらパンをガジガジと食べていく。
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