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俺はニート さすらいのニート 風が吹けば街を出る
すまん言ってみたかっただけだ
今日は朝から何もやる気が起きない
腹が減ったが米を炊く気力もない...
こうして黙っている内にも腹が鳴る
「あー はらへったー」
限界だ すぐ近くのコンビニに行くことにした
玄関のドアを開け外へ出ると
黒いハンチング帽を深くかぶった人物が近づいてきた
「あのーすいません こちらにお住まいの方ですか?」
声の感じからして30代くらいの男だろうか身長も結構高い
話を聞けば男は某放送局の集金人らしい
しかし 俺には払える金などない
俺の全財産は俺のメシ代に消えるためにある
なぜ この見知らぬ男に大事な金を渡さなきゃならんのだ
第一俺はお前たちの放送を見ていない
当然 俺は支払いを拒否する
「見たらわかるだろ 俺これから出かけるんだわ」
そう言うと俺は男を振り切り近くのコンビニへ向かった...
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