第二章 悩む彼女

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③.無視してなにも言わない。 「そのココロは?」 「新一くんはかまってほしいだけなの。ザ末っ子ってとこあるじゃない?だからやめるだのなんだの言って、みんなにかまってほしいのよ。」 …なるほど。 「だから逆になんにも言わないで、やめれば?みたいな強気でいけば新一くんだって目が覚めるでしょ!」 「明音…なんでそんなに新一のこと分かるの?」 「あんたの付き合う男なんてみんなそんなもんでしょ。ザ末っ子!」 三つの中であたしはこの三番目がいちばんできそうだし、効果がありそうだった。
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