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「もー!次に会うときは、修行して強くなって、そう簡単にやられないようにしてやるー」
「でもさーリサ?そいつらって、とっくにレベルが、カンスト近かったんだろ?なら負けてもしょうがないんじゃないの?」
女の方は名をリサと言うらしい…
リサ「なにいってんの?可愛い幼なじみが、あっという間に負けて悔しくないの?イング!」
更に隣にいる男の名は、イングと言うらしい…
イング「自分で可愛いとか言うなよ…」
二人の男女は下位魔族であり、どうやら小さい頃からの知り合いらしい…
二人とも、同じエネミー養育学校の出で、大体二人で行動している事が多いそうだ。
…が、今日はたまたま違う地区の担当だったらしい…
イング「それに?大体俺たちの仕事は、あいつらみたいな連中に、経験値あげることだろう?」
リサ「わかってるけど、倒され方ってものがあるじゃない?てか、むしろ私、倒されたくないし!」
イング「じゃあなんで…RPG敵キャラ隊に志願したんだよ、しかも俺と同じ隊に…」
リサ「えっ?それは…その…」
顔を真っ赤にしてうつむいてしまうリサ…恐らくこれはイングに惚れているのだろう…
イング「…?…なんで黙るんだよ…変なやつ…」
しかしイングは、相当な鈍感野郎のようで、全くその事に気づいていない…
リサ「う…うるさい!」
その態度に腹をたてたのか、バシッ!とイングの頭を叩くリサ…
リサ「そんな話はどうでもいいの!とにかく、私は、勇者たちにやられて悔しいんだ!」
そのままヘッドロックを決めるリサ…
イング「イテッ!イダダダダ!テメッ何しやがる!」
ばっ!と振りほどくイング
リサ「へへーん!どうだ参ったか!」
笑いながらそう言うリサ…その後もお互いふざけあいながら道を歩いていく…
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