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隊員達は、自分達の姿を見せた方が安心するのではと思い、万が一に備えて簡単な武器を身に付けて車の外に出た。
相手も安心したのか、すぐ間近まで近づいても攻撃してくることもなく、逃げることもしないで、待っていたように
「なんだ、以前やって来た連中と本当に同じようだな。二本の足だけで歩いてる。しかし、その動いたり声を出す大きな物体は何なんだ。前に来た奴らはそんな物に入って来なかったぞ」
「では、以前此処に私達の仲間が来たんですね。今も生きていますか?」
「生きているも何も、今では我らと一緒に暮らしている」
十数年前に消息を絶った隊員達が無事でいると聞くと全員で喜び合い、隊員の一人がすぐ話を続けた。
「彼らは、どうやって来たのですか? それと是非、あなた達の暮らしているところまで私達を案内しては貰えないでしょうか」
「どうやって来たかだって? 歩いて来たに決まっているだろう。お前達と同じように二本の足で、そうやってヒョコヒョコとな。
それと、一緒に連れて行くのは構わないが、その後のことは族長が決めることだからな」
「では、一緒に連れて行って下さい」
その返事を聞くと、弟星の生物は黙って先に歩き出した。
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