桜と僕と彼女。

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とある村の森の奥。 そこにはひっそりと そびえ立つ 大きな桜の樹がある。 春になると 淡いピンクの花を 一斉に咲かせ、 優しい香りを村中に 運んでくれるその樹は ちょうど僕の曾おじいさんの 曾おじいさんが 生まれた頃に植えられた。 春の木漏れ日に その樹の下で 昼寝をするのが 僕は大好きだった。
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