真夏のスピードスター

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俺達は、巨大な二足歩行の生物の生き血を吸うことが仕事であり、生き甲斐であり、楽しみだ。 ついさっきも若々しい、目がくりくりの幼い巨大生物からご馳走を頂いた所だ。 見た目が老いた巨大生物は、血が不味いため若々しい血を求め、日々飛び回っている。 回りの同族の連中は、トロいためか巨大生物に叩き潰されたりして、その命にピリオドを打つ。 俺の親も弟も殺された。 我が親族の敵討ち、今こそ果たさん。
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