うわさの始まり

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「ぐへへぇ逃がさないぞぉ~」 よだれを垂らしながら 美少女を追いかける汚物 「くっ!お前には負けない!」 汚物にまけじと汚物の正面に立つ美少女 そしてテレビの前で立つ美華 そして親父 「ぐへへぇ~ 捕まえたぁ~」 美少女に襲いかかる汚物 「くらえ!! ビューティフルパーンチ!!」 汚物をピッカピカの拳で殴る美少女 殴る 殴る 殴る 殴る 殴る 「ごふぁ」 美少女のピッカピカの拳ラッシュで弱っていく汚物 「とどめだ!!ビューティフルビーム!!」 汚物にむかってピッカピカの光線を発射する美少女 「ぐわぁああああ」 叫びながら消えていく汚物 そして興奮してテレビの前に立つ美華 そして親父 「なかなかおもしろかったな」 これは美華と親父が大好きな アニメだ。 美華と一緒にこのアニメの遊びをしていたら 親父もはまってしまったのだという。 「あんなふうに技をつかえたらいいのに・・」 俺は静かに呟いた。 そしてそっとテーブルに手をあてる そして静かにいう 「Break(壊れろ)」 何も変化はない 「・・・なんつって」 そっと俺は立ち上がりトイレに向かう。 その日以来俺に近づく人はなぜか気分がどんな時でも悲しくなるという うわさが流れ始めた。
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