うわさの始まり

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俺に近づくとどんな気分でも悲しくなるといううわさが流れ始めて 1ヶ月・・・ もともと俺は人を寄せ付けない体質なので いつも一人だったが うわさが広がって 俺の半径一メートルにもクラスメイトは近づかなり 俺の心はボロボロだった。 たまに聞こえてくる女子の恋話をこっそり聞くの好きだったのに・・・ そんなわけで俺は俺なりになぜ俺に近づくと悲しくなってしまうのか 考えてみた。 まぁ無駄だったけどな(笑) うわさが流れ始めて2ヶ月 我が家の生活も変わり始めた。 まず俺は一人ぐらしになった。 親父の仕事も安定してもともと住んでた場所に親父たちは引っ越した。 俺はもともと一人ぐらしがしたかったので好都合だった。 一人ぐらしになったその日から自分のうわさを検証してみた。 半径一メートル以内に近づくと悲しくなるのなら 俺がさらに近づいたらどのくらい悲しくなるのかとか そもそも俺に近づいて悲しくなっているのかとか うわさはどのくらい広まっているのかとか いろいろなことをしてみた。 検証の結果 俺が誰かに近づくと俺が近づくその誰かが 俺の半径一メートル以内にはいらないように逃げてってるし 俺が近づくと心が痛くなったり 心が苦しくなるので 俺が近づくとすぐわかるらしい。 しかし! そんなものにうわさは本当ということは証明されません。 なのでうわさは嘘ということにした。 だがその心の痛みは尋常じゃないくらい痛いらしく 本当に俺に近づかないで欲しいそうだ。 体と顔がそう言ってます。 さらに俺が近づくと悲しくなるといううわさは俺の通う学校のほぼ全生徒が知ってるらしい。 この検証の結果の感想 「俺が傷ついてるだけじゃね?」
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