もしダンジョンマスターになってしまったら

精霊契約を始めよう

「いや、人間というよりは、ダンジョンマスターだな。そしてお前の製作者だ」

「はぁ…… 先にそれ言ってよ…… 製作者にボクが勝てるワケないじゃん。君の勝ちだよ。腕、出して」

言われるがままに、腕を出す。

「『我、ここに盟約の元、汝を我が主として認める』ハイ、終わり」

腕に魔法陣が描かれる。

「なぁ、名前長いから、『セイリ』でいいか？ 」

「いいよ」

「了解だ。ところで、何か特殊な能力は…… 」

【お知らせ

称号〈精霊武装者〉獲得。
スキル〈業火魔法L.V.1〉〈純水魔法L.V.1〉〈大地魔法L.V.1〉〈天空魔法L.V.1〉〈紫雷魔法L.V.1〉〈聖魔法L.V.1〉〈邪魔法L.V.1〉獲得。
スキル〈雷魔法L.V.1〉レベルアップ→スキル〈雷魔法L.V.3〉
】

「……あったな。しかも大量に」

「あぁ～…… 実はまだ、解放出来てない能力があるから」

「……」

称号〈精霊武装者〉
精霊武装に認められた者に与えられる称号。武器ランクを鑑定出来るようになる。

雷魔法〈ライトニング・ボルテックス〉
雷の渦を作り出すL.V.4の魔法。

消費MPは60である。

ちなみに、魔法系スキルはL.V.5まで存在する。