厄介事は突然に…!

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「わわわ!危ないやんか!全く」 何て言いながら全く動じることなくそれらを片手で掴みテーブルに置く。 なんだこいつ。昔なら顔面でキャッチしてたくせに……。 「……なんかあんた、強くなってねぇか?」 俺が言うと奴はヘラリと笑った。 「当たり前やん。あんさんより強くないと殺せへんやろ?」 「あ~……。まだそんなこと言ってんのかよ」 あきれた目で見やるも、奴はヘラヘラ笑っているだけで。 それが気持ち悪さを大きくする。 「好きやで。海」 ウインクをしてくるが俺はそれを叩き落とした。 「だから、なんであんたは好き=殺すになるんだよ!」 俺が声を荒げていうと、奴はキョトンとした顔で俺を真っ直ぐに見つめてくる。 この顔が俺は苦手だ。 何を考えているのか分からない。
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