1155人が本棚に入れています
本棚に追加
「………」
いつまで待っても衝撃が来ない。
あ、あれ…?
「ずるい」
突如聞こえた不満たらたらの声。
それと同時に頭上から聞こえるクスクスと笑う声。
「君のおかげだね」
すぐ近くで聞こえた声に我に返るとさっきよりも密着している体。
………なんだ?この状況。
「なんであんさんはそんなに海に引っ付いてもらえるんや!」
「そんなの、海が僕になついているからに決まっているだろう?」
「ありえへん!そんなの認めへんからな!」
あれ?さっきまで険悪な雰囲気だったのにな。
最初のコメントを投稿しよう!