厄介事は突然に…!

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俺は天南に抱き締められた形で見上げる。 すると、すぐ近くに天南の顔。 最近はよく抱き締められたり抱きつかれたりするから慣れた。 逆に抱き締められると無性に安心してしまう自分が居ることに気づいた。 人の体温って気持ちいいな。 そんなことを思いながら大人しくすりよってみる。 ……なんか、変態っぽいぞ? 「「「「「………」」」」」 一気に食堂が静かになった。 誰一人喋らない。 うるさいぐらいに言い合いしていた二人でさえピタリと喧嘩をやめる。 何となく見られているのには気づいてるんだけどなぁ。 なんでそんなに見てんだよ!ってことになりそうだから敢えて顔を向けない。
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