厄介事は突然に…!

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「だから海をわいの側に置いておかんとあかんのやぁ。海、可愛いから他の男に目ぇつけられるし、現に今かて知らん男の腕んなかに居るし。なんでわいとちゃうんやぁ。わいの方が海のこと知ってるのに…。海の誕生日とか、生まれた時間まで知ってるっちゅうねん。他にも写真とか、スリーサイズとか……」 ちょっと待てや! 最後のなんなんだよ! なぜこいつが俺の生まれた時間まで知ってんだよ! あんたの方が俺より後に生まれただろーが! 俺はまだ何やら言っている奴を睨み付けた。 奴は俺の視線に気がついたのか、笑顔になると 「な?わいの方が海のこと知っとるやろ?」 「……」 なんだこいつ。
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