秘密=みんなが知っている

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「俺の家にいる猫みたいだな」 時澤はそう言うと少しだけ名残惜しそうに手を離す。 「さて、お前の席はあそこだ」 時澤は何事もなかったかのように言うと、窓側の二列目、一番後ろの席を指差した。 その隣は赤い髪をしたいかにも不良です!というような奴が寝ていた。

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