11人が本棚に入れています
本棚に追加
「ルカ、こっちの荷物も頼む!」
「はい!!」
表道理の一角賑わいを見せる商店街にルカの元気な声が響く。
あれからルカは、まじめに働くことを決めて、商店街で働き始めたのだ。
「汗をかいて働くことがこんなに楽しいとは思はなかったよ。もし今度会うことがあったら今度こそ、役に立ってみせるぜ!」
ルカは空を見上げて、きっと空から見ているだろう二人に語りかけた。
「そうか、それは助かるな」
「…えっ? な、なな…何で…」
聞こえるはずの無い声が後ろからした、ルカが驚いて振り返るとそこにはあの二人の姿があった。
「今度は月だ…」
「ご迷惑をかけます」
「えっええ!」
最初のコメントを投稿しよう!