エピローグ

2/2
前へ
/17ページ
次へ
「ルカ、こっちの荷物も頼む!」 「はい!!」  表道理の一角賑わいを見せる商店街にルカの元気な声が響く。 あれからルカは、まじめに働くことを決めて、商店街で働き始めたのだ。 「汗をかいて働くことがこんなに楽しいとは思はなかったよ。もし今度会うことがあったら今度こそ、役に立ってみせるぜ!」  ルカは空を見上げて、きっと空から見ているだろう二人に語りかけた。 「そうか、それは助かるな」 「…えっ? な、なな…何で…」  聞こえるはずの無い声が後ろからした、ルカが驚いて振り返るとそこにはあの二人の姿があった。 「今度は月だ…」 「ご迷惑をかけます」 「えっええ!」
/17ページ

最初のコメントを投稿しよう!

11人が本棚に入れています
本棚に追加