プロローグ~ヒトゴト~

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物思いにふけながら町を見た ネオンで輝いているビルやホテル、カジノはまるでラスベガスの一部を思わせるようだ 「うわぁ~きれいねえ、ここの眺めって、イルミネーションがはっきり見えて」 と言いながら同僚の女が声をかけてきた 『きれい』? おいおい、わかってるのかこいつ、何が『きれい』だ 「……ワケありのこんな汚い街」 「ん?なんかいった?」 そういってこいつは俺の腕を組もうとした 馴れ馴れしいにもほどがある
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