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「う、…うう…」
デデデ城に運ばれたドロッチェ団
最初に目を覚ましたのはスピンだった
「スピン!ねぇ、大丈夫!?」
「あ…れ……ここは…何処…?…カー……ビィー……?」
「そうだよ!僕はカービィ!!ここはプププランドのデデデの城だよ!」
「プププ……ランド…!」
そこでスピンの意識がはっきりしたようで、勢いよくガバッと起きた
「カ、カービィ、カービィ!」
スピンはカービィの肩に手を乗せ、カービィと叫びながら泣き出した
「ちょっと!どうしたの!?いったい何があったの!?」
「お願い!!お願い!!団長を助けて!!!」
「団長って……ドロッチェに何かあったの!?」
「それは儂から説明しよう」
その声の主はドクだった
見ればストロンも起き上がっていた
―――――
―――――――――……
ドクから説明してもらったカービィ達は成る程…と呟いていた
「黒いもや……宇宙…ドロッチェがどこか焦っているような…まさか…
ねぇ、それはもしかしたら、ダークマター族かも…」
それにメタナイトも同意する
「確かに、これはダークマターが関係してくるかもな」
その言葉にスピンが質問する
「あの…ダークマターって何ですか?」
「ダークマターってのは、ほら、ドロッチェが何かにとり憑かれた時あったじゃん。」
「う、うん」
「あのとり憑いたやつがダークマター族何だ。それで今回その黒いもやがダークマター族と思ったドロッチェはお前達を逃がすのに必死だったと…全く、どんだけ仲間第一なんだ…?」
それを聞いたスピンはまた泣き出してしまった
「え?ちょ、な、なんで泣くの!?」
「それはな、僕たちを逃すために言ったドロッチェの言葉が"足手まとい"なんだ…」
「足手まとい?」
「そう、それでスピンはずっと落ち込んでたんだよ」
「…スピン」
ドクの慰めで泣きやんだスピンはカービィを見た
「もっと自分達の団長を信じなきゃ!それにドロッチェは絶対仲間に対して心からそんなこと言う奴じゃないしね」
「ほらな、カービィも僕と同じこと言っただろう?」
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