現れた災厄

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~ドロッチェ団~ 「ホントに、団長が無事で良かったです!」 「そうじゃな…一事はどうなるかと思ったが、これで旅が進められるってもんじゃ」 「ドク、まだ船を直さなきゃ話は進まないです…」 「そうじゃったな」 デデデ城を出たドロッチェ団達はドロッチェとの再開を喜びながらこれからのことを話していた しかし少し疑うような目でドロッチェを見ているストロンがいた 「どうしたんだ?ストロン」 「…………いや…あの時、メタナイトが言っていた事が気になってな…」 「あの…本当に団長かって言う話のこと?」 「ああ…なんだか、少しいつものドロッチェと違うような気がしてならないんだ…」 「俺が偽物とでも?」 「いや、そうは言ってないが…ドロッチェとは昔からの付き合いだったからな。あいつのことは理解しているつもりだ…だが、お前はどこかドロッチェと違う。お前は誰だ!」 ストロンが目の前の相手―ドロッチェに問いかけた。その時、ドロッチェは不適な笑みを浮かべたと思うとその目を金から赤へと色を変え、目の下に細いひし形のような形の模様が現れた 左目は髪で隠れるようなかたちになっていた 『流石こいつの部下だな…我の正体に気付くとは…』 その声はドロッチェのものだったが、別の声も入り交じっているような声だった 「それが…お前の正体…!!」 『そうだ…しかしまさか見破られるとは思っても見なかったぞ』 「残念だったな、あいにくそいつとは昔馴染みでね…様子がおかしければすぐ分かる」 『成る程な…』 その時スピンがドロッチェ(?)に声をあらげながら問いかけた 「お前…団長をどうしたんだ!!」 『ククク…こいつが今どうなってるかって…?心配するな、死んでは無いさ。ただこいつの心は我の闇の力によって蝕まれているがな』 「なっ!そんな!!」 『早く助け出さなければこいつの心はこのまま闇に蝕まれ続け、そのうち心が壊れてしまうぞ…クククッ』 それを聞いた瞬間、団員全員が驚き次の瞬間全員ドロッチェではない何者かを睨んだ 「許さない…団長を…そんなことには絶対させない!団長の心をあんたなんかに壊されてたまるもんか!!…絶対助け出して見せる…!!」 『貴様らが我を止めると言うのか…?はっ!笑止!!貴様らに我を止めることはできん!!』 「そんなこと、分かってる!!でも…でも…!!団長を…団長の心を…あんたなんかに壊される訳にはいかないんだ!!」
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