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「これが、僕と出会う前のドロッチェの過去だ」
ストロンがそう言ったが、誰一人としてなにも言葉を発することなどしずに、ただ皆うつむくだけだった。
その沈黙を破ったのはカービィだった
「ねぇ、どうしてドロッチェはそんなことしちゃったの?」
「それは本人にもよくわからないらしい…気づけばあの惨状だったらしい」
それを聞いたカービィ達が共通して思ったことは"複雑"
何故なら、自分が必死で守ろうとしたものを自分の手でそれもホントの自分じゃない誰かが壊したのだ…
その時のその人の気持ちはどんなものかを想像するだけで胸が張り裂けそうだった
「あいつと初めて会った時のことは忘れられない…大切なものをその手で壊してしまったあいつはとても見てはいられないものだったからな…」
「そう言えば、聞いてみたいです。ストロンと団長がどう出会って、どう過ごしていたのかを」
それに他の皆もうんうんと聞きたそうだった
「じゃあ話すか…あれは、ドロッチェが自分の国を壊した後だった…」
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