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「…おはよ。」
私を出迎えたのは、同じ制服を着たいかにも…暗そう?な人。
「お、おはようございます!」
緊張気味の私は声が裏返りそうになるのをこらえる。
「とりあえず…部屋に案内するよ。」
そう言って歩き出した人を追うように、私も後に続いた。
「ようこそ、我が嵐ヶ丘学園へ。」
そう言って優しそうな笑みを浮かべたのは、きっとこの学校の校長先生なのだろう。
「大崎さんは、2年6組ね。私はあなたの担任です。よろしくお願いしますね?」
私の隣にいる女性も、そう言って微笑んだ。「そして、君を連れてきた、今、裏にいるのは。この学校の生徒会長の、相良柊くん。」
え…?、私はその言葉に思わず耳を疑う。
この人が生徒会長……????
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