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…Jackが、S市のライブに出るようになった頃。
一握りだが、地元から追い掛けてきたファンは居た。
だが、初めて見るバンド。
S市のバンギャは、様子を伺うようにしか見ていなかった。
終盤に盛り上がったりもしたが、他のバンドの動員と比べれば、全くだった。
様子を伺っていた、バンギャ…
その中に、ナオエが居た。
次に、S市でライブをする時…
最前列には、地元からのファン。
ナオエは、2列目に居た。
その頃は、ナオエのことなんか知らなかったし、顔だって覚えていなかった。
演奏が終わって、控え室でのんびりしていた。
すると、物販の様子を見に行ったカエデが、少し興奮気味で戻ってきた。
「ユキっ!! ユキのチェキ欲しさに、1人で1万円使ったギャが居たんだってっ!!」
「…は?」
どんな物好きかと思った。
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