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高がチェキに、1万円も使ってるバンギャ…
それは、ナオエだったのだ。
ローディに差し出された中から、次々とチェキを選んでいく。
「…ねぇ。」
「!!」
声を掛けると、笑っていたナオエの顔は、ハッとしたものに変わった。
恐らく、あまり物販に立ち寄らない俺が居て、驚いたのだろう。
「もしかして、前にも同じくらい買ってた?」
「…はいっ!! ユキさんのチェキ、欲しくて♪」
…やっぱりな。
「はぁ…」と溜め息をつき、ローディからチェキを取った。
その中から、俺やメンバーと一緒に写っている物を数枚選んだ。
そして、それをナオエに渡した。
「えっ、…ウソっ!!!! 良いんですか!?」
ナオエはそれを受け取り、嬉しそうに声を上げた。
「…あのさ。 あんまり、無駄遣いすんなよ。 有難いけど…こんな写真に、それ程の価値無いから。」
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