。。2年前 7月-2。。

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            高がチェキに、1万円も使ってるバンギャ… それは、ナオエだったのだ。 ローディに差し出された中から、次々とチェキを選んでいく。 「…ねぇ。」 「!!」 声を掛けると、笑っていたナオエの顔は、ハッとしたものに変わった。 恐らく、あまり物販に立ち寄らない俺が居て、驚いたのだろう。 「もしかして、前にも同じくらい買ってた?」 「…はいっ!! ユキさんのチェキ、欲しくて♪」 …やっぱりな。 「はぁ…」と溜め息をつき、ローディからチェキを取った。 その中から、俺やメンバーと一緒に写っている物を数枚選んだ。 そして、それをナオエに渡した。 「えっ、…ウソっ!!!! 良いんですか!?」 ナオエはそれを受け取り、嬉しそうに声を上げた。 「…あのさ。 あんまり、無駄遣いすんなよ。 有難いけど…こんな写真に、それ程の価値無いから。」               
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