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「ゆーたー!」
「ぐふっ」
ガシッと飛び付かれて倒れそうになりました。
お腹周りがちょっと苦しいです。
「てめっ、いつまでくっついてやがる!!」
「俊、光ちゃんの首がしまってるー!」
「てめぇら黙れ!」
わーきゃーしてたら俺様さんに叱られました。
仕事の邪魔しちゃったな。
「会長様、すみませんでした」
「由多は悪くないんだから謝んなくていいんだよ」
「貴様…チャラ男隊長か?」
「チャラ男じゃないですよ。
由多帰ろー」
待てって声も無視してスタスタ僕の手を握って光ちゃんは歩き出した。
そしてその後ろを俊が。
なんかいいな、こういうの。
繋がれた手から相手の温もりが伝わる。
それはとっても素敵な事なんだと思う。
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