一匹狼ってかわいいよね

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唇も切れてるから治療したい。 でもこの消毒液すら染みそうなんだけど…。 さっきまで関係ないって考えてた僕はもう居なかった。 起きていきなり殴られたりしたらどうしよう? …ここまでしたんだから、いい…よね? 急に恐くなった僕はささっとその場を離れ部屋を出た。 「由多、今日は一緒に登校しようぜ」 「今日生徒会を見送らなくていいの?」 いつも見送る為に一緒には登校してこなかったのに、なぜ? 「…由多が心配だったから」 ボソリと呟いた光ちゃんの顔は真っ赤だった。 「光ちゃんありがとうね」 道の途中、転校生君に絡まれる副隊長さんを見かけた。 憐れ。 光ちゃんの代わりに総受けになってください。 そう手を合わせてから教室に入った。 なんか空気がピリピリしてるなぁ。
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