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ある部屋から聴こえるアベマリアの音楽
「……」
ロイは閉じていた目をゆっくりと開き、ぽつりと一言
「……少し煩いかもしれませんね…」
クスリと笑い、ボリュームを下げる
と、同時にノック音が聞こえた
出迎えるとそこにはさくらがいた
「藤枝さん」
「よぅ」
「すみません、やっぱり煩かったですか?」
「ん?何が?」
「クラシックをかけてたんですが…」
「ああ、アベマリアか。うっすら聴こえたくらいでほぼ聴こえてねぇよ。部屋広いしな」
「そうですか(ニコ)では何のご用でしょうか?」
「暇なら買い物付き合ってもらおうかと思ってな」
「買い物…ですか?」
「そ。お互いひき籠りだからなー斉架さんと違って」
「……(クスクス)そうですねぇ…せっかくのお誘いです。準備をしてくるので少しお待ち下さい」
「ん。」
そうして準備を終えた後、二人で出かけていった
fin
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