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彼女の命がまだ“永遠”だったとき。 彼とまだ出会ってなかったとき。 彼女は一人だった。 彼女は独りだった。 小さな体で、ただ、ただ、人の命を消す。 それが、本能であり定めであった。 感情や思考なんて、そんなものは持ち合わせてなかった。 彼女にとって、必要では無いものだからだ。
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