午後5時

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「鈴もお疲れ様。今日は何時までなの?」 「今日は22時までです。」 「そっか。今日のバイトくんは鈴だけだっけか。働くね~」 ロングの髪をあっという間にアップにまとめる恵さん。 カッコイイ、綺麗、という言葉がよく似合う人だ。 その上、話してみると気さくで人懐っこい。 「まぁ、よろしく頼むよ。」 そう言いつつ私のお尻をさわった。 「ッ!ちょっと恵さん!!」 「ん~、今日も上質な筋肉だ♪」 見た目とは正反対で中身はセクハラ親父。 黙ってたら、本当に美人なのに… 「恵、あんまり鈴ちゃんいじめないでね~」 相変わらずホワホワと微笑みながら恵さんの分のコーヒーを準備する店長。 「はいよ~」 恵さんはいつの間にか店長のそばに移動してた。
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