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華那さんていうんだ。
お昼の印象とはかなり違った一面を見れた気がして嬉しい反面、その慌てっぷりがあまりにも凄くて私の表情に出てしまってたらしい。
「あぁ、ごめんなさい!まさかこんなところで会うと思ってなかったから…」
恥ずかしくなったのか両手を頬にあて下を向く彼女。
何?その仕草…
うわぁ…
可愛い…
思わず頬がゆるむ。
「ここに入る前にも飲んでたから、酔っちゃってるのよこの子。」
ごめんなさいね。と苦笑いのスーツの女性。
「酔ってなんかない~!絢佳のばかぁ…」
んーこりゃかなり酔ってるなぁ…
ろれつがあやしいし。
「てなわけでこの子にはウーロン茶、私には軽めのやつお願い。」
華那さんがカウンターに顔を埋めてる時にスーツの女性が注文した。
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