序章

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壁に追いやられた男の前に立つのは、二人の青年。 年齢は18歳、いったところだろうか…一人は紫色の髪を束ね、紫色のカッターシャツに黒いインナー、紫色のズボンなどといった全身紫。 もう一人は目が覚めるほどの金髪オールバックに白いカッターシャツの袖を捲り赤いインナー、デニムのズボンといったラフな服装。 紫色はナイフを男に向け、金髪は紫色に刀を向けていた。 「ねぇ、アタシ言ったわよね? 邪魔しないでって」 「あぁ、それはわかっている。 だが無理だろう?状況的に考えて」 「…おい」 「アナタが出来ないからアタシがしてるんでしょうが。 何で邪魔するのかしら?」 「君のやり方が間違っているからだ」 「なぁ」 「それ言ってたらキリが無いわよ。 とにかく邪魔しないで」 「不本意だが君を止めるのは君のパートナーである俺の役割だ。 だからそれは聞き入れられない」 「俺を無視すんじゃn」 「「うっさい」」 二人は男の脇腹を、蹴り飛ばした。
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