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魔物の数はかなり減っていたとはいえ、それでも万を優に越える数がいたのだろうと思われる。
魔物は避難民に群れを成して襲い掛かった。
人と魔物が入り乱れる中で兵士の持つ銃は無用の長物でしかない。
その場はたちまち悲鳴、怒号、銃声、断末魔の叫びが入り混じる阿鼻叫喚の地獄絵図と化した。
ただ人々は逃げることや隠れることでしか命を守る術が無かった。
兵士達は民間人を逃がす為に自らが囮となり、盾となり次々に散って逝った。
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