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目が夜の闇に慣れ、仮安置所を出発してから1時間程経過した。
難波駅まで後半分ぐらいの所に来た時、僕と反対側から歩いてくる人影が1つ見受けられる。
まだ距離が離れているから誰かは分からないが、シルエットからして子供だろうか。
その人は僕の姿を見るなり、小走りで近づいてくる。
短い髪をツインテールで纏めているから、多分女の子だろう。
よくあの地獄の中を生き延びることが出来たものだ。
彼女を1回避難所に連れていってから、また難波駅に行こう。
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