393人が本棚に入れています
本棚に追加
それにしてもこんな夜中に1人で歩いてきたということは、親と避難中にはぐれてしまったのだろうか?
或いは……。
考え得る限り最悪の想定が頭をよぎる。
僕は親が殺されたのは後で知ったけど、彼女は目の前で親が……。
違うと信じたいが、その可能性は大いにある。
彼女は孤独を味わうにはまだ早過ぎる。
走ってくる影を見ると、まだ中学生くらいだろう。
……奴らは許せない。
絶対に許すものか。
僕の中にある奴らへの殺意がより強固になった。
最初のコメントを投稿しよう!