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「……!!」
ギュッとカララを抱くミラジ。彼は彼の唇を彼女のそれに重ねた。最初は嫌がり、やめさせようとしたカララだがミラジの力の強さには勝てなく、されるがまま唇を奪われた。
「……じゃ、ゴム返すよ」
「……馬鹿!!」
バチーンと言う音が部屋の中に響いた。カララは涙を浮かべ部屋を出て行った。残されたミラジは叩かれた頬に触れた。頬は叩かれて赤くなっていたが、少し赤さが違い彼は自分がしたことに照れて頬を赤くしていた。
「カララ……。やっぱ俺、……お前のことが好きだ……」
ミラジは小さく呟いて椅子に座りドアを見ていた。
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