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河村の目に写るのは生き残った屍たち。
しかし、河村の予想よりはるかに少なく、二人のみ。
河村「ば、バカな! なぜだ!?」
無差別攻撃であったはずの針の雨でなぜここまでの被害が出たのか。
物言わぬ本当の屍に成り果てた者たちの方へ自然と目がいく。
すると、あることに気付いた。
針が的確に急所に当たっているのだ。
無差別であったはずの攻撃がなぜ.....?
様々な原因が河村の頭の中を駆け巡る。
そして。
一つの出来事が引っ掛かった。
それは先程屍たちが逃げ遅れる原因となった辰也のこと。
河村「まさかっ.....!!」
嘉山「多分、あんたが思っていることで正しいと思うぜ? そう、屍たちは足止めされた時の運が悪いままだ。そして、さらに板東と久遠の運を良くした。その結果がこれだ」
屍たちの運を最低のままに。
さらに菜月と朱里の運を上げることにより倍の効果が表れた。
運を数値化するならば屍たちは-10、菜月と朱里は+10。
その大きな運の差がこのような結果をもたらしたのだ。
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