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悠斗『ふっはっはっはwwww自分が作り出した少女に殺られてくたばりなwwwww』
ブツッと。
そこで悠斗の録音が切れた。
河村個人に戦闘能力はない。
よって、この状況では河村の勝つ確率は皆無だ。
河村「ふふ.....ふははははは」
しかし、この状況で河村の笑い声が響いた。
なぜ笑っていられるのか。
嘉山たちは理解出来ずにいた。
河村「時間を掛けすぎたな.....! もうインターバルは終わった!! 第二陣を召喚させてもらう.....!!」
嘉山「な!?」
あれで全部だと思っていた嘉山たちは驚愕の表情を顔に浮かべる。
嘉山(クソッ.....。奴を侮っていた.....読み間違えた.....!!)
まさか、50以上の人を殺しているなど嘉山は思ってもいなかった。
河村「来い! 召喚!!」
その言葉に嘉山たちは戦闘体勢を取る。
しかし、言葉だけが虚しく響き、屍たちはいつまで経っても召喚されなかった。
河村「な、なぜだ!? なぜ召喚されない!!」
嘉山を除く三人も理解できないでいたが、嘉山だけが記憶から思い当たる節を見つけ出した。
嘉山(・・・! まさか矛盾の能力か!!)
嘉山は栞が初めてみんなに紹介された時、悠斗が言っていた三つの能力を思い出す。
矛盾。
それは栞が持つ第三の能力。
現象を矛盾することが出来る。
つまり、河村は召喚しているが召喚されない。
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