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ーーー???sideーーー
私はもともと人見知りが激しくクラスでも特別仲の良い友達はいなかった。
口数も少ないし友達作りは苦手だった。
でも、クラスから孤立してるわけではなくこんな私に皆はよくしてくれた。
でも、それも一昨日までの話。
昨日、坂本財閥が用意した薬で全てが崩れた。
私の能力は氷を使役する能力。
操作系とは違い、無から有を作り出すワンランク上の自然系。
でも、私は強大すぎる力を制御出来なかった。
触れたものは全て凍ってしまう。
そして、私に貼られたレッテルは...バケモノ。
あんなに優しかった皆が急に冷たくなった。
それはそうだ。
自分が凍ってしまうかも知れないのに自分から近づきはしないだろう。
皆に迷惑かけたくない。
だから、私は皆が逃げた後もここに残った。
誰とも関わらない。
そう決めた矢先、この男が現れた。
そして、恐らく私の名前も知らないだろうその男は私にこう言った。
悠斗「お前のことをバケモノなんて言うやつは俺がぶっ飛ばしてやりゅ」
噛んだけど、単純に嬉しかった。
......噛んだけど。
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