出会い

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「おい。起きろ。  もうそろそろHR始まるぞ。」 肩をゆすりながら誰かが声をかける。 珍しいこともあるもんだ。 この人は私が誰か知らないのかな? 私はそう思いながら目を擦り、顔を上げると 「それじゃあ俺はこれで。」 と行ってゆっくりと歩き出した。 まるで普通の人を起こしたかのように。 一瞬罰ゲームか何かかと思って回りを見渡すが、周りには誰もいない。 まぁいっか。 どうせ私のことを知ったら避けるようになるんだろうから。 そう思いながら立ち上がり、クラス表を確認し、クラスへと向かった。
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