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御門柚と呼ばれた者はリュックからビニールを取り出すと、
「少々手こずってな、力の加減が出来ずに死体を消し飛ばしてしまった。
一部しか残ってないんだ、すまない」
と、中から特徴的な緋色の髪、黄緑色の髪を取り出す。
「ほう、確かにこれはテオ・カトライトとエアルのもの。
………スイのものは?」
「あのチビは何も残らずに消えてしまった。何せちっさいからな」
その言葉にハハハと笑ったヤマトは、確かにその通りだ、と同意する。
「しかし、あの三人を倒すとは流石ですね」
「………薬は?」
「ええ、約束通りここに」
と、後ろのケアがチラつかせる。
そして、ヤマトは
「不死身のテオを、どうやって倒したんでしょうね」
その瞬間、ヤマトの目が怪しく光る。
「!?
伏せろ!!」
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