第1章

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*** 「坂田さん、明日来るらしいですよ。」 火曜日、塾へ来た藤沢は 塾長にそう言われた。 「坂田さん…ですか。」 「なんの為かはわからないけど… 多分合格報告ですかね?」 藤沢は笑いながら 「そう、ですね。」 と言った。 本当は分かっているが それは言えなかった。 それは、藤沢と優梨しか 知らないから。
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